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台湾2014年度第2四半期の知財統計情報

2014/08/05 台湾

経済部知的財産局の2014年度第2四半期の知財統計情報によると、国内外出願人の特許出願件数減少のため、新規出願の累積件数は8.14%減となった。そのうち、国内法人の特許出願のトップ企業である鴻海精密工業は、73.03%減と大幅に減少した。また、特許出願件数は始めて12万件を下回った。一方、商標出願件数は8.81%増となり成長し続けて、そのうち中国が926件で初めて首位となった。

 

本年の第2四半期では、特許出願件数は合計18,618件であり、発明の出願件数が10,462件で10.81%減となったから、前年同期比8.14%減と、2009年第3四半期以来の最大の減少幅となったことを注目すべきである。国内出願人による出願においては、個人による出願件数は772件で16.27%増となったが、法人による出願件数は3,006件で23.74%減となったことは主因で、全体として4,435件で16.43%減となった。外国出願人による出願件数は6,027件で、6.17%減となったのも、法人による出願件数が5,814件で5.91%減となったからである。国籍から分析すれば上位5位の順位は日本(2,661件)、アメリカ(1,445件)、韓国(505件)、ドイツ(304件)、中国(269件)である。

 

国内法人の特許出願のトップ企業である鴻海精密工業について、その出願件数は229件で、前年同期(849件)比73.03%減となり激減したから、国内出願人による出願総件数及び成長率に影響を及ぼした。それは同社内部では特許出願の戦略が調整され、数より質が重視されるからであると推測されている。

 

また、国内出願人による特許出願のトップ10において、パネル産業により3席が占められて、そのうち友達光電(AUO)は104件で2位となり、勝華科技と群創光電は37件で同8位となった。友達光電と勝華科技の出願は主に表示装置及びプロセスであり、群創光電の出願はタッチ関連技術に集中した。

 

10位の中国鋼鉄は36件で、トップ10位の国内法人における唯一の伝統産業であるが、近年積極的に高級品及び高付加価値化商品に関する特許出願に投入し、この3年間の順位が徐々に上昇することも注目すべきである。

 

国外出願人による特許出願のトップ10においても、パネル産業により4席が占められて、そのうち日東電工は106件で、LG化学は95件で、富士フィルムは68件で、それぞれ138位となり、何れもパネル材料の大手メーカーである。SAMSUNG DISPLAY99件で2位となり、プロセス新技術の開発や新材料の導入が原因と見られ、OLEDに関する出願が増えつつある。

 

しかし、ポータブルデバイス産業のAPPLE76件で4位となり、件数が46.48%減となり急激に減少した。韓国のSAMSUNG ELECTRONICS20件で48位となり、我が国のhTC22件で23位となり、それぞれ62.26%減、47.62%減となり、出願件数に著しい減少が見られる。

 

一方、知的財産局が積極的に審査に投入するにつれ、特許出願の審査案件は114,286件に減り、今年第3四半期に11万件を下回ることが期待される。今年6月の平均審査期間は34.18ヶ月となり、前年同月比8.14ヶ月減少した。初回の審査通知期間は24.95ヶ月となり、7.95ヶ月減少した。

 

商標出願は去年同期比8.81%増となり19,738件に達し、商業活動の活発が反映される。そのうち、国内出願人による出願は14,698件で、国外出願人による出願は5,040件で、それぞれ6.65%、15.62%増と成長した。中国は46.06%増と大幅に成長し、926件で初めて1位についた。アメリカと日本は900件と889件で続き、香港と韓国は256件と253件で45位となった。

 

※以上の情報はTIPOウェブサイトにより翻訳されたものであり、その詳細は下記リンクによりご参照ください。

http://www.tipo.gov.tw/ct.asp?xItem=527091&ctNode=7123&mp=1

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