似てる?似てない?ロゴマーク話題に 福岡県議会委員会で指摘
2018/09/22 日本九州地方知事会と主要経済団体でつくる九州地域戦略会議のPR用ロゴマークが、東京のホテルのロゴマークによく似ていると関係者の間で話題になっている。21日に開かれた福岡県議会の県民生活商工委員会では、委員から指摘があった。いずれも縦3本と横1本の線を基調にしたデザイン。似てる? 似てない?
同会議のロゴは、漢字の「九」と「一」を組み合わせて「州」をあしらい「九州はひとつ」の理念を表している。昨夏に公募し、福岡市のデザイナーの作品を選んだ。
昨年11月に特許庁に商標登録を出願。出願を受けた特許庁は類似の商標がないかなどを審査するが、すでに同会議に登録内定を通知しており、来月には商標登録される予定だ。
先行して商標登録したのは、コスモスホテルマネジメント(東京)が展開する「アパートメントホテル MIMARU」のロゴ。ホテル名から三つの丸にちなんだ30を表す漢字「卅」がデザインされており、昨夏に商標登録を申請。今春には登録を完了している。
県民生活商工委員会では、委員から「類似のデザインがある。問題ないのか」などの指摘があった。取材に対し、作成を担当した県側は「商標登録が認められる見通しで、問題はない」と説明した。
同社担当者は「確かに似ている。でもコンセプトが違うので、まねではないのでは」と問題視する考えはないとしている。
※本文章は『西日本新聞』から転載されたものです。