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最高裁判所2022年台上字第16号
商標法(悪意の先取り出願、不正競争、権利濫用)
2022年第1四半期の知的財産権動向
2022年第1四半期における特許、実用新案、意匠の三種類の専利出願件数は17,498件で前年同期比2%増となり、商標登録出願件数は24,450件で前年同期比0.3%増となった。特許出願においては、台湾の高等教育機関の出願件数が前年同期比16%増となり研究開発力が豊富であるといえる。また、外国人による出願件数が前年同期比10%増と積極性がみられた。特許出願人において、台湾法人では台湾積体電路製造(TSMC)が出願件数723件で1位となり、外国法人ではクアルコムが242件で最多となった。商標登録出願は、「農業食材」産業が最も多く、台湾人は「農業食材」産業への出願件数が最も多く2年連続のプラス成長となり、外国人は「技術研究」への出願件数が最も多く顕著な成長を見せた。商標登録出願人において、台湾法人では統一企業が出願件数220件でトップとなり、外国法人では廣東龍順國際物流が76件で最多となった。
知的財産及び商事裁判所、最高裁判所(全員合議体)2022年度台上字第16号
専利法(進歩性、明確性要件、実施可能要件、先使用権)
2021年第4四半期の知的財産権動向
2021年第4四半期における特許、実用新案、意匠の三種類の専利出願件数は19,210件で前年同期比1%弱減となり、商標登録出願件数は24,839件で前年同期比1%増となった。特許出願においては、台湾の研究機関の出願件数が前年同期比17%増となり研究開発力が充分高いといえる。特許出願人において、台湾法人では工業技術研究院(ITRI)が出願件数252件と初の1位となり、外国法人ではアプライド・マテリアルズが234件で最多となった。商標登録出願は、「農業食材」産業が最も多く、台湾の「商業金融」産業の出願件数は2年連続のプラス成長となり、「技術研究」産業は前年同期比プラス成長となり、台湾人及び外国人出願件数はいずれも上昇した。商標登録出願人において、台湾法人では統一企業が出願件数178件でその他の企業をリードし、外国法人ではシンガポールの識隙之城が56件で1位となった。
知的財産及び商事裁判所2020年民専訴字第91号
専利法(職務発明にかかる事件の雇用関係の認定について)