「秋篠宮」商標登録の中国がTPP加盟なら無法地帯に 無印良品裁判では〝本家〟に賠償命令
中国が環太平洋連携協定(TPP)への加盟を申請しているが、加盟するには商標を含む知的財産保護に関しても一定の国際ルールが適用される。しかし、中国といえば商標について様々なトラブルがある。中国現地企業が「鬼滅の刃」「眞子さん」「秋篠宮」などを片っ端から商標申請し、いくつかが通ってしまっている。さらに先日、中国の裁判所で「無印良品」について仰天判決が出てしまった!
ナイキがメタバース参入か、バーチャルグッズの商標を申請
大手スポーツブランドNIKE(ナイキ)は現在、バーチャルグッズの商標を申請している。ブルームバーグが報道した。
どっちがクリーブランドガーディアンズ? ローラースケートチームがインディアンズを訴える
米国のスポーツ界では人種差別的な球団名などの使用についての再考が進んでいる。昨年はプロフットボール(NFL)、レッドスキンズのチーム名が先住民の「赤い肌」を意味するとし、球団名を削除。新名称が決まるまで「ワシントン・フットボール・チーム」とする措置を取った。また大リーグでは今年7月、クリーブランド・インディアンズが先住民(インディアン)を指すとして問題視されたため、今季終了後にガーディアンズに変更することを発表した。
2021年第3四半期の知的財産権動向
2021年第3四半期における特許、実用新案、意匠の三種類の専利出願件数は18,139件、商標登録出願件数は24,699件となり、それぞれ前年同期比4%減、同5%減となった。特許出願においては、台湾の大企業による出願件数が前年同期比6%増となり豊富な研究開発力を維持し、台湾法人では台湾積体電路製造(TSMC)が出願件数580件で引き続き1位となった。また、外国法人ではアプライド・マテリアルズが220件で最多となった。商標登録出願は、「農業食材」産業に集中しており、出願人においては、台湾の統一企業が出願件数250件でその他の出願人をリードし、外国人出願人では富途網絡科技が71件で1位となった。
CPTPP加盟に向け知財三法の法改正案が三読へ
台湾はCPTPP(環太平洋パートナーシップに関する包括的および先進的な協定)への加盟を申請したことで、「専利法」、「商標法」、「著作権法」を含むCPTPPに合わせた法改正の進捗状況が焦点となっている。これについて経済部は、本会期は予算会期で時間的制限があるが、CPTPP申請に合わせてできるだけ今会期中に関連法改正案の三読(最終可決)を完成させるよう努力するとの態度を示した。